カフェバーに必要な開業資金と成功させるコツまとめ

「カフェのマスターになりたい。」

脱サラを目指す人であれば誰もが一度は頭に浮かぶ夢ですよね。しかし、カフェバーを開業するには、様々な疑問がついてくると思います。そのうちの1つが開業資金ですね。設備に加え、コーヒー豆やケーキなどの調達をどうすればよいのか、アルバイトを雇うかなど様々なところでコストがかかります。このページではカフェバーの開業資金についてお話をしていきます。是非とも参考にしてくださいね。

1. カフェバーに必要な開業資金はいくら必要?その内訳は?

まずはカフェバーに必要な開業資金について見ていきましょう。開業資金とは具体的に、開店するまでの初期費用と開店後のランニングコストの事を言います。

1-1. カフェバーの開業資金

カフェバーに必要な開業資金は、500万円から1千万円と言われています。この費用の幅は、インテリアにどれだけ費用をかけるか、コーヒー豆ブランドにどれほどこだわるかによるものです。実際のところ、これらを気にし始めるときりがなくなるので、とりあえずは低リスクで済むように500万円あたりで開業しましょう。インテリアやコーヒー豆ブランドなどは後からいくらでもそろえることができます。

また、この初期費用にいくら掛けたかで、その後のランニングコストも変わってきます。そのこともあるので、はじめのうちは初期費用にあまりお金をかけすぎないようにした方が良いでしょう。

1-2. 初期費用の内訳

初期費用で一番かかるのは不動産費、設備代などです。およそ目安としては400万程度です。もちろん、400万円を支払って終了ではなく、ここから月々のテナント代がかかってきます。この費用から開店前の広告費や仕入費などが重なり、500万程度になります。

広告費に関してはウェブデザイナーにホームページを作ってもらうのが最もコストパフォーマンスが良いでしょう。ウェブデザイナーへの報酬の相場(ウェブページ1つ作るのに数10万する)は素人目には高そうに見えますが、実際ウェブページを作るのはそれこそ一週間以上かかるものですので、それを考えるとプロへの報酬としては妥当と言えるでしょう。しかし、チラシを何千枚も印刷し、ポスティングスタッフを雇うよりも経費も手間もかからず、かなり効率が良いです。自分でウェブページを作れるのでしたら、広告費はレンタルサーバー代しかかかりませんし、なんなら無料ブログやSNSなどで拡散するのも良いでしょう。

1-3. ランニングコストの内訳

ランニングコストは月々の電気ガス水道代、アルバイトへの給与、テナント代などです。合計すると月120万程度かかります。カフェバーの平均原価率が30%なのを考えますと、一人前のカフェバーを営んでいくには月に160万以上稼げなければなりません。

電気水道ガス代・・・15万円
アルバイトへの給与(3人)・・・60万円
テナント代・・・25万円
その他広告費・設備リース費・消耗品費など・・・20万円

2. カフェバーの開業資金を調達する方法

起業家が資金を調達する手段として、最も一般的なのがですね。株はいわゆる返さなくて良い借金であり、株主の意向に沿った経営を行わなければならないというデメリットがありますが、ノーリスクで資金が調達できるという点がかなり大きいです。

しかし、カフェバーの資金調達の手段として株を売った人は聞いたことがありません。おそらく買う人がいないからというのもあるでしょうが、500万くらいでしたらサラリーマンをやっていたら自分で貯めることができるからというのもあります。

しかし、何か資金調達ができる手段があれば利用したいというのであれば、クラウドファンディングをお勧めします。クラウドファンディングとはネット上の専用プラットフォームで資金提供を募り、世界中の人々から少しずつ資金を提供してもらうというシステムです。「利益の半分をアフリカの恵まれない子供たちに寄付」や「フェアトレードで購入した豆を使用」など、何か慈善事業と結び付けると資金が集まりやすくなります。

クラウドファンディングのプラットフォームは日本ではまだあまり普及しておらず、また日本のサイトであっても、世界の人々を相手にするので、英語力は必須になります。

3. カフェバーの物件選びのポイントと契約時の注意点

物件選びでの最優先事項は立地と言って間違いないでしょう。道端に歩いている人の目に自然に入ってくる方が、広告費などで数百万かけるよりも格段に集客力が上がります。立地選びに関しては妥協してはいけません。初期費用が多少高くても、長い目で見るとこちらの方がコストパフォーマンスが遥かに高いです。

また、契約時に注意すべき点があります。契約費は最初思っていた金額よりも数倍高い金額を吹っかけられると考えていた方が良いでしょう。なぜなら、契約費は不動産費そのものに加え、敷金・礼金、保証費などが含まれているからです。

逆に敷金・礼金・保証費を含ませず、値段を安く見せる不動産会社もありますので、注意が必要です。これらは例えば店舗を移転する時などに法外な費用を請求されるリスクがあるからです。

また、契約費が安くても、テナント代がかなり高い不動産会社もあります。安い値段には必ず訳がありますので注意しましょう。

4. カフェバーのような店舗ビジネスの問題点と成功のコツ

カフェバーのような店舗ビジネスでは共通の問題点があります。それは競合相手があまりにも多すぎるという点です。街角で良く見かけるのが、同じ通りに2軒以上並んだラーメン屋ですね。町の中にラーメン屋が一軒しかないのであれば、そこに行くしかないのですが、街中にラーメン屋は無数にあり、その中で自分の店が選ばれなければなりません。

特にカフェバーに関しては、スターバックス、ドトールコーヒー、エクセルシオールなど、強大なライバルが駅前などの良立地にこぞって店舗建てているので、これらに対抗するのは至難の業です。

4-1.成功のコツ

実は成功のポイントとなるのはコーヒーやケーキなどの味ではありません。これらの違いを理解して選ぶ客も少しはいるでしょうが、選ばれるカフェバーは設備がしっかりとしているところです。

たとえば、同じフリーWiFiが通っているカフェであっても、Wi2のような煩わしい登録手続きをしなければならないカフェより、パスワードを入れるだけで簡単に何時間もアクセス制限なしで利用できるWiFiがある店の方が確実に選ばれます。また、どこかの大衆食堂のような白熱灯よりも、オレンジの蛍光灯の方がリラックスできますし、椅子の座り心地のよさだけでも大分違います。

売れるカフェとはどのようなものかに関しては、専門家やコンサルタントなどの相談は必要ありません(経営手法などでは必要ですが)。なぜならそのカフェを利用しているのは私たち素人であるからです。自分の経験則から「どのようなカフェが理想的か」を考えていけば自ずと答えは出てくるでしょう。

4-2.フランチャイズ経営

良立地にはこぞってスターバックスやドトールコーヒーなどが店舗を立てているのには理由があります。実はこれらの店舗はもともとスターバックスやドトールコーヒーではなく、個人経営のカフェだったのです。

その個人経営のカフェバーは良立地のメリットを活かせず、経営に苦しんでいました。そこに目を付けたスターバックスの営業がそのカフェバーのマスターに「お宅の喫茶店をスターバックスにしませんか」と声をかけたのです。そして、大手喫茶のブランドとノウハウを手にしたそのカフェのマスターは、もともと手にしていた良立地のメリットを活かし、大成功を収めたのです。これをフランチャイズ契約と言います。フランチャイズ契約に加盟をすることが、ある意味最も簡単で賢い経営手法ともいえるでしょう。

5. カフェバー経営の成功事例と年収

カフェバーの経営は一般的に儲からないとされています。オーナーでありながら年収200万の人もザラにいるくらいで、よほどカフェ開業に興味がある人ではないと正直な話、おすすめできません。しかし、その中でも年収500万以上、はたまた1千万以上稼いでいる人も確かにいるというのも事実です。1千万単位になりますと、こちらがフランチャイズ契約をさせる側になるくらい大手カフェチェーンにまで成長しなければなりませんが、1店舗体制でも400~500万円と、いっぱしのサラリーマン同等に稼ぐことができます。

5-1.成功事例

山梨県の某カフェバーでの成功事例です。ここのカフェのマスターはフランチャイズ契約をせず、あえて大手カフェに対抗する経営手法を選びました。もちろん経営に関してもセミナー等でしっかりと勉強したうえでの経営です。このカフェバーのマスターは「個人経営だからこそできる」という点を大手カフェには真似できない差別化要素としたそうです。具体的に言うと、型破りなインテリアやメニュー、常連向けのフランクな対応などがあげられます。今でもフランチャイズ経営のカフェにも負けないくらいの収益を自分だけの力で手にしているそうです。

6. 失敗しないカフェバーの開業・経営方法

カフェバー経営で最もネックとなるのが、「回転率の悪さ」です。単に客が多く来るだけでは高い収益は望めません。なぜなら、その大量に押し寄せてきた客に対応するための人件費もそれに比例して高くなるからです。そのため、経営で最も考慮しなければならないのが、「作業の効率化」です。成功するカフェバーは集客力だけでなく、この「回転力」も備わっております。それはスターバックスに一歩足を踏み入れるだけで分かると思います。そのような経営方法を学ぶために、個人経営志望の方も一時的にフランチャイズ契約をしてみるのも良いかもしれませんね。

7. カフェバーを開業するために必要な資格や許可

カフェバーを開業するために「調理師の免許」が必要だと勘違いされている方も多くいると思いますが、それは誤りです。もしそれが本当なのであれば、それを明らかにもっていない学生がスターバックスという大手カフェチェーンで客の前でコーヒーを入れるわけがありませんね。

しかし、「経営者」としての資格は必要であり、その資格とは「食品衛生責任者」と「防火管理者」です。カフェバーを経営するにはこの資格を有している人が最低1人は必要です。

これらの資格を得るのは決して難しくなく、一日程度の研修ですぐに手にいれることができます。また、税務署に行って「カフェバーを開業します」と言って開業届を出せば、(売れるかどうかは別として)その時点であなたはカフェのマスターになりますので、これらの資格を有していない人たちも意外に多いです。

8. カフェバーに必要な開業資金と成功のコツまとめ

「カフェバーに必要な開業資金は500万~1千万程度であり、成功のコツは他のカフェバーとの差別化を図るところ」と、このように言うと簡単そうに聞こえますが、実際にカフェバーで成功するのはほんの僅かです。そこまでカフェバーにこだわりがないのであれば、ラーメン屋経営の方が儲かる可能性が高いです。

しかし、その中でも敢えてカフェバーを選ぶ経営者も多いのも事実です。カフェバーを経営する人には、素人目では分からないコーヒーの魅力を何かしら知っているのでしょう。あなたもその「何か」を知る人であれば、カフェに人生をかけてみるのも良いかもしれませんね。

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