ラーメンショップの開業資金と必要な設備・資格まとめ

サラリーマンであるなら、誰もが一度「起業したい」と考えたことがあるのではないでしょうか。

「起業」と一口に言っても業種は様々ですが、従来から起業で人気が高い業種は飲食業、とりわけ「ラーメンショップ」です。

ラーメンショップは起業のハードルは比較的低く、成功すればそれなりの年収も見込める業種として、現在でも日本では多くのラーメンショップが新規開業しています。この記事では、ラーメンショップに必要な開業資金や設備、資格について説明していきます。

この記事を参考にラーメンショップに人生をかけてみてはいかがでしょうか。

1.ラーメンショップは個人でも開業できるのか?

ラーメンショップの開業に、特にこれといった法的な縛りはありません。設備を整えて税務署に開業届を出せば、その時点でラーメンショップのオーナーになれます。現在でもバイトを雇わず一人で営業しているラーメンショップも多くみられると思いますが、このようにラーメンショップは一人でも気軽に建てることができるのです。

とりあえず、軌道に乗るまでは、バイトを雇う余裕もないでしょうから、1人で気軽に開業すると良いでしょう。

2.ラーメンショップ開業に必要な資金

ラーメンショップの開業が他の開業に比べハードルが低いのは、その開業費の安さにあります。月5万程度の格安物件で店舗を建て、設備を買いそろえれば、100万あれば足りるでしょう。

しかし、開業してからすぐに売れるわけではありませんから、その後の出費のことも頭に入れておいた方がよいでしょう。ラーメン一杯の単価は、麺50円、スープ50円、チャーシュー50円、具材50円の計200円くらいと見積り、そこからガス代、電気代、店舗の賃貸費などがかかります。開業自体はさほどお金はかかりませんが、商売が軌道に乗るまでの赤字費なども考慮に入れて開業しましょう。

万が一潰れた時のセーフティネットとして、ある程度の貯蓄も必要でしょう。そこまで考えると、最低でも500万円は持っていた方が良いといえます。

2-1.設備、フランチャイズ加盟料などの初期費用

最近では大手ラーメンショップチェーンとフランチャイズ契約を結ぶラーメンショップオーナーも多くいます。

フランチャイズとは、花月嵐や一風堂などの大手ラーメンショップに売り上げの数%を収めることにより、そのラーメンショップのブランドとレシピを利用することができるという契約です。

つまり、この契約を結べばあなたも簡単に花月嵐や一風堂の店長になることができるのです。大手ラーメンショップとしてラーメン屋を開くことができれば、確実な収入を得ることができるので、個人で独自に開いてこれらの大手ラーメンショップを抜く自身が無い方は、フランチャイズ契約の方が安定した収入を得ることができるでしょう。

フランチャイズ契約というのは何もラーメン屋に限った話ではありません。日本に立っているコンビニやファミレス、カフェなどはほとんどがフランチャイズ契約で元々は個人事業主が契約していた商店ないし飲食店だったのです。フランチャイズ契約は今や起業では鉄板と言える戦略となっています。

それではそのフランチャイズ加盟料ですが、大体200~300万円と言われています。さらにそこから売り上げの数%を定期的に支払っていくという形です。初期費用は割高になりますが、個人営業で安定した収入が保証されるというのは魅力的です。

フランチャイズ経営で鍵となるのが立地です。既にブランドと味は保証されていますので、あとは立地が良ければ完璧です。立地は良いのに味と知名度が無い個人事業主と、味と知名度はあるのに、良い立地が見つからない大手ラーメンショップチェーンの利害が一致してフランチャイズ契約が結ばれるのです。

そのため、まず開業をしようとする個人事業主は良い立地に店舗を立てるところから始まります。当然ですが、地価は高くなる可能性が高いです。しかし、駅ちかで(電車の音などで)かえってだれもそこの土地を買いたがらない人がいるなど、良立地が必ずしも高いというわけではないので、低価格で設備を整えることもできなくはありません。

しかし、個人経営の場合は内装をさほど気にしなくてよいですが、フランチャイズ契約の場合、店のブランドがありますので、設備もかなり買いそろえなければならない場合もあります。

総合的に見積もると、フランチャイズ契約の場合は個人経営の倍の1000万以上は見ておいた方がよいでしょう。

2-2.経営にあたってのランニングコスト

前項でも触れましたが、ラーメン一杯の単価はすべて合わせて200円程度です。経費はそれだけではなく、電気代やガス台、バイト代まで考えなければなりません。経営にあたってのランニングコストは以下のようになります。

電気代・・・8万円
ガス代・・・8万円
水道代・・・1万円
家賃・・・・10万円
材料費・・・200円/杯(1日80杯1か月売れたして200円×80杯×25日=40万円/月)
バイト代・・・15万/月・人

1日80杯(そこそこ売れている)でバイト2人で計算すると1か月に80万円以上出費することになります。

ラーメン1杯を650円とすると、650円×80杯×25日=130万円で、月50万円の収入となります。しかし、これはあくまでも売れたらの話であり、ラーメンが全く売れなくても、光熱費はかかりますので、開業前にある程度の赤字を見越した上で予算を立てなくてはなりませんね。

3.居抜きでラーメンショップを開業する場合の資金

居抜きで店舗を立てると、店舗代をかなり安く抑えることができます。居抜き物件ですと、安いところでたったの月5万円で借りることができます。店の内装なども最初からある程度整っていますので、設備台を節約することができます。

4.ラーメンショップ開業に必要な資格

飲食店を開業するのだから調理師の免許などが必要だと感じられている方も多いと思いますが、実はラーメンショップ開業には特にこれと言った資格は必要ありません。

また、ラーメンショップに行くと、壁などに食品衛生責任者の紙が貼られてあると思いますが、その資格は一日研修を受ければ誰にでも手に入るものですので、そこまで大変ではありません。

5.ラーメンショップに適した物件と立地

ラーメンショップに適した物件と立地は、想像に難くないと思います。売れているラーメンショップの立地を想像してみてください。大体そのようなラーメンショップは駅に近いか、人通りの多い場所にあります。また、裏路地や繁華街など飲み会のはしごをする客を狙った立地にも多いです。

地価を考えた時は、駅の近くの方が良いでしょう。またビルを借りれば土地も抑えることができます。

また、ラーメンを食べたくなる時間帯は午後から夜に偏っています。朝からラーメンを食べる人はあまりいませんね。そのため、その時間帯に人通りが多い立地を選ぶ必要があります。朝に人通りが多い場所に立ててもあまり意味がないでしょう。

6.ラーメンショップは儲かるのか?

前項に述べたとおり、ラーメンショップは収入の上では申し分ありません。そこそこ売れていれば月収50万以上は固く、フランチャイズ契約が取れれば、安定した高収入も難しい話ではありません。下手をすればサラリーマン以上に儲かるともいえるでえしょう。

しかし、知っての通り、飲食店の経営は「激務」です。年中無休が当たり前であり、基本的にずっと立ち仕事です。ラーメン屋の営業時間帯も夕方~深夜に偏っており、生活リズムも乱れます。また、当然ですが残業代もなければボーナスもありません。税金も自分で納めなくてはならず、今まで企業が半分払っていた年金も自分が全て払わなくてはなりません。開業した後、しばらく売れるようになるまでは、特にこの税金が重くのしかかってくるでしょう。

脱サラをしてラーメン屋を経営したはいいものの、「サラリーマンの方がよかった」と嘆く人も少なくありません。ラーメンショップを開業する場合は、今一度ラーメンショップを経営するメリットとデメリットを天秤にかける必要があります。

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