シェアオフィスの開業資金と必要な設備・資格まとめ

シェアオフィスは起業する際のコスト削減の手段として東京などの首都圏で徐々に認知度が高くなっていますが、地方では現在でも認知度が低いオフィス形態であると言えます。

シェアオフィスというのは複数の個人や企業が作業環境が整っている状態のワークスペースをシェアするタイプのビジネスオフィス形態のことを指しています。

シェアオフィスのようなワークスペースの需要が高まっているのは、働き方改革によって自由な働き方が世の中に浸透してきたということが挙げられます。現代の若者はキャリアアップよりも自由な働き方を望む人も多いので、それに比例してシェアオフィスなどのワークスペースの人気は高くなっています。

また、普通にオフィスを構えるよりもコストがかからないという点が大きなメリットとして挙げられます。反対に多くの人が利用するスペースの為、情報が盗まれたり、席を離れた間にPCを紛失してしまう可能性があるなど、セキュリティの脆弱性がデメリットとして挙げられています。

似ている形態として「コワーキングスペース」というものがありますが、こちらは個人や企業間のみで作業をおこなう
シェアオフィスよりもよりコミュニティの側面が強く、コワーキングスペースの利用者同士でコミュニティを形成し、交流の場を設けることで協力してビジネスの後押しをするというイメージが強いです。

また、企業間で区画が分けられているレンタルオフィスという形態も存在します。

今回はそんなシェアオフィスを事業として開業する際の条件や、シェアオフィス開業に必要な初期費用などの資金、集客のコツやシェアオフィス開業に適した立地条件、シェアオフィス事業を展開することで儲けることは可能なのかなどを詳しく紹介していきます。

1. シェアオフィスは個人でも開業できるのか?

シェアオフィスなどのビジネスは法人として開業しているイメージが強いかもしれませんが、働き方改革によって副業解禁など日本国内では新しい働き方が浸透してきています。

その為、中には個人として開業してみたいという方もいらっしゃると思います。実は個人事業としてシェアオフィスを開業することは可能です。また、開業する際に特別な資格などは必要ないので、資金さえあれば開業することが可能です。

2. シェアオフィス開業に必要な資金

シェアオフィスを開業する際に一番気になるポイントは開業するにあたってどれくらいの資金が必要なのかという点ですよね。シェアオフィスやレンタルオフィスを開業する際に必要な資金は、もちろんシェアオフィスの規模によって変化しますが、自社所有ビルの20室程度をシェアオフィスとして活用する場合は、広告宣伝費や人材募集費用、開業前人件費など全て合わせると約200万円ほど必要とされています。

2-1. 設備、フランチャイズ加盟料などの初期費用

シェアオフィス開業に必要な資金は約200万円程度ということがわかりましたが、開業する為にはオフィス内の設備を整える必要があります。シェアオフィスの設備工事費について調査しましたが残念ながら情報が見当たらなかったので、レンタルオフィスを例に挙げて紹介します。

レンタルオフィスの場合は自社所有ビル100坪20室を活用した場合、内装工事費、外装工事費、什器、備品費などを全て合わせると約1,600万円程度必要なようです。また、フランチャイズオーナーとしてシェアオフィスやレンタルオフィスを開業する場合は、起業によって異なりますがフランチャイズ加盟金として約50万円程度必要になります。

開業資金などを加味して考えると、レンタルオフィスの場合は自社所有ビルを利用すれば約2000万円程度で開業、運営することが可能であると言えます。企業間や個人間で区画が分けられているレンタルオフィスと比較すると、フリーアドレス方式のシェアオフィスはコストも低いので初期費用はもう少し低くなる可能性がありますね。

2-2. 経営にあたってのランニングコスト

シェアオフィスの開業にかかる資金も重要ですが、ランニングコストがどれくらいかかるのかというのもシェアオフィス経営で重要なポイントの一つと言えます。年間を通して人件費や水道光熱費などを全て合わせると、レンタルオフィスを例に挙げると約1000万円程度必要だということがわかっています。その為、初年度は開業にかかる金額とランニングコストを合わせた金額が必要になります。

3. シェアオフィスの集客のコツ

シェアオフィスを開業したのは良いけどお客さんが来ないという状況になってしまうととても困ってしまいますよね。もちろんどの客層を狙うかによって集客方法は異なりますが、全体的に言える集客のコツは、セミナーなどを開催することです。起業したばかりの方に向けたセミナーや女性向け、女性限定のセミナーなどをおこなえば新規のお客様の集客にもつなげることが可能です。また、開業してから集客方法を決めるのではなく、事前に案を練っていくことが重要なポイントです。

また、最も基本といえますが、一番重要なポイントはホームページです。ホームページをしっかりと作り、検索上位に表示されるよう対策を練ることで集客に繋げることができます。セミナーなどを開催する場合はホームページで告知をおこなうことも可能ですし、狙っている客層に合わせたテイストのホームページを制作することができれば、自分の理想のシェアオフィスを作り上げることも可能かもしれません。

4. シェアオフィスに適した物件と立地

シェアオフィスの場所選びも悩むポイントの一つと言えます。シェアオフィスに適した物件と立地における重要なポイントは、首都圏や地方に関わらず、アクセスしやすい場所にあるということです。駅の近くであったり、地方であればバスの本数が多かったり、公共機関が近くに存在する場所を選ぶのがおすすめです。地方などで田舎ののどかな雰囲気のあるシェアオフィスも素敵ですが、人通りが少なく公共機関もあまり通っていないとなると、集客の面でリスクが発生してしまうので難しいかもしれませんね。

また、内装工事や外装工事によって改善することは可能ですが、外観や内装も物件選びにおける重要なポイントであると言えます。部屋が汚れていたり、外観が古くなってしまっていると、駅の近くなどでも近寄りにくく、利用者が減ってしまう可能性があります。集客のコツとも言えますが、客層に合わせたデザインであったり、清潔感のある物件がシェアオフィスに適していると言えるのではないでしょうか。

5. シェアオフィスは儲かるのか?

東京などの首都圏では認知され始めてきたシェアオフィスですが、地方ではまだまだ浸透しているとは言えません。しかしながら、ビジネスとして考えるとシェアオフィスの経営は利用者のニーズにうまく応えることができれば儲かるビジネスであると言えます。

シェアオフィスは働き方改革によって副業やフリーランスなどの自由な働き方が広まりつつある現在は利用者も多く、それでいてシェアオフィス経営の事業は深く浸透しているわけではないので、早い段階で参入することができれば大きな利益を得ることができる可能性は高いと言えます。

まとめ

今回はシェアオフィスの経営における開業の条件や初期費用、設備費用、ランニングコストなど資金面の紹介、集客のコツやシェアオフィスに適した物件、立地などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

キャリアアップよりも自由な働き方を重視する若者が増えている現代では、シェアオフィスなどのスペースは大きな需要があります。地方などでも少しずつ認知されているので、早い段階で自由に働くことができる空間を作り上げることができれば、成功に繋げることも可能かもしれませんね。

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