たい焼き屋に必要な開業資金と成功させるコツまとめ

料理のような難しい下ごしらえの必要もなく、コツさえつかめば誰でもうまく焼ける定番のスイーツということでたい焼き屋のオーナーを目指そうという方がたくさんおられます。

たい焼き屋を開業するための必要な資金、店舗選びのコツなどを紹介します。

1. たい焼き屋に必要な開業資金はいくら必要?その内訳は?

たい焼き屋開業に必要な開業資金はおよそ200万円前後です。一般的な飲食店の開業資金が1000万円程度かかることを考えるなら格安の金額になります。
開業費用が安い理由には、5坪ほどの店舗で十分開業できるので賃借料やそれに伴う保証金が安い、厨房機器などもたくさんそろえる必要がないという点があります。

たい焼き屋開業に必要な資金の内訳をさらに詳しく紹介します。

1-1. たい焼き屋の開業資金

1.物件取得費用(不動産屋への仲介手数料・最初の家賃も含む)
2.内装・外装・設備工事費用
3.什器・備品・機材・消耗品費用
4.食品・ドリンク類の仕入れ費用
5.広告費
6.求人募集費用(アルバイトを雇うのであれば)
7.初期運転資金
たい焼き屋の開業資金の内訳のひとつひとつをさらに細かく解説します。

1-2. 初期費用の内訳

1-1-1.物件取得費用(不動産屋への仲介手数料・最初の家賃も含む)

店舗物件の賃借料です。不動産仲介業者に支払う仲介手数料や、敷金、最初の家賃も含まれます。保証金の相場は、家賃の6~12か月分です。

1-1-2.内装・外装・設備工事費用

設計費、外装工事費、内装工事費・電気・ガス・上下水道工事費・冷暖房設備設置工事費、看板設置費、電話・インターネット工事費などです。
室内が壁と柱の骨組みだけの状態で貸し出される「スケルトン物件」の場合、改装工事費は1坪当たり50万円前後が目安です。居抜き物件が見つかれば、工事費を削減できます。

1-1-3.什器・備品・機材・消耗品費用

たい焼き専用の調理器具、レジなどの機材、消耗品のための購入費用です。
厨房機器を扱う専門店で、たい焼き店開業用の機器をセット購入することができます。費用を抑えるための中古品を購入することもできます。

参考サイトはこちら

1-1-4.食材・ドリンク類の仕入れ費用

粉、餡などの食材の仕入れ、提供する予定ならドリンク類の仕入れ費用が含まれます。
ドリンク類の仕入れは、複数の酒屋から相見積もりを出してもらいましょう。ドリンクの提供は自動販売機にまかせるという選択肢もあります。

1-1-5.広告費

宣伝に必要なホームページ、フライヤー制作のための費用です。

1-1-6.求人募集費用

もし人を雇うのであれば求人募集をかけるための費用が必要です。しかし、既存のたい焼き店では一人で、もしくは夫婦二人で営業し、従業員を雇わず営業を敷いておられる方もおられます。

1-1-7.初期運転資金

毎月の家賃、光熱費、食材の仕入れ費用、宣伝費、など開業後にかかる毎月の経費を数か月分準備しておきます。毎月の経費の3ヶ月から6カ月分は初期運転資金として準備する必要があります。

1-3. ランニングコストの内訳

たい焼き屋の毎月のランニングコストは次のようになります。
1.家賃
2.電気・水道・ガス・通信費
3.食材仕入れ費用
4.消耗品費用
5.宣伝広告費
7.雑費(上記のどれにも該当しない費用)
これらの合計金額がたい焼き屋のランニングコストになります。
アルバイトを雇うのであればその給料、製氷機などのレンタル製品を借りるのであればそのレンタル費用も計上します。
ランニングコストを上回るような売上計画を立て、黒字経営を目指せます。

2. たい焼き屋の開業資金を調達する方法

たい焼き屋の開業資金は200万円程度が相場なので、自己資金で開業資金を調達できるでしょう。
しかし足りない場合は、金融機関や国庫からの借り入れ、親族からの借り入れなどで足りない分をカバーすることもできます。

日本政策金融公庫といった政府系の金融機関なら新規開業資金、女性、若者/シニア起業家支援資金といった融資制度を通じて、新規事業者をサポートしてくれます。

3. たい焼き屋の物件選びのポイントと契約時の注意点

物件選びのポイントは人通りの多さです。ショッピングモール、スーパーマーケット、商店街、会社、学校の近所などは狙い目です。

路地裏など人通りの少ないところでは売り上げが伸びません。通勤、通学の時間だけ人通りが多いといった場所も、お客様になってくれる人が少ない場所になります。
また、人通りが多くても、その歩くスピードもポイントになります。

人通りがあっても全体的に歩く速度も速いというものなら、店の前で立ち止まる可能性は低くなりますから、売り上げに結び付きません。

店舗物件には、騒音、匂いなどの理由で飲食店不可の物件があります。契約時にはたい焼き店としての開業が可能な物件かどうかきちんと確認しておきましょう。

4. たい焼き屋のような飲食店ビジネスの問題点と成功のコツ

少ない資金で開業できるというメリットがあるので、競合ライバルが出現しやすいという問題があります。
しかし、その問題点も、オリジナリティーを打ち出すことで解決し、経営を成功させることができます。
例えば、たい焼きの焼き方にしても、「ふわふわ」の皮のたい焼きにするのか、「サクサク」の皮のたい焼きにするのか選ぶことができます。
あんこの産地や種類にこだわることもできます。

さらに、たい焼き屋のようなビジネスではリピーターの確保もポイントです。メンバーカードやクーポン券で再来店を促す工夫もできます。

5. たい焼き屋経営の成功事例と年収

たい焼き屋の営業形態にもよりますが、年収は150万円から1000万円以上と幅があります。

5-1.移動販売形式

ワゴン車で移動販売するという形式でたい焼きの露天商を続けている男性の月の手取りは約30万円、年収にすると360万円前後になります。

参考サイトはこちら

5-2.週末のみたい焼き屋

週末起業家としてたい焼きを営む男性の一日の売り上げは3万円、年収は150万円です。
(参考:https://www.shumatsu.net/weekend/case035.html)

5-3フランチャイズに加盟してたい焼き屋

フランチャイズに加盟し、営業ノウハウや、食材の仕入れルートなどを提供してもらうことができます。「茜丸」というフランチャイズに加盟すれば、条件により月収100万円、年収1000万円以上も達成可能です。
参考サイトはこちら

6. 失敗しないたい焼き屋の開業・経営方法

たい焼き屋の開業で失敗しないためには、二つの方法があります。

①教育制度がしっかりしているフランチャイズに加盟して経営を学ぶ
②独自でたい焼きの仕込み、焼き方までを学んで個人で経営する

それぞれのメリット、デメリットについて詳しく解説します。

6-1. たい焼き屋のフランチャイズ経営

飲食店を始めたいが何をすればいいのか分からない、たい焼き屋に興味があるが仕込みの仕方や焼き方が分からないという方には、おすすめのフランチャイズ経営です。

さらにフランチャイズに加盟にすると、本部からの接客や経営に関するノウハウを研修で学ぶことができます。
フランチャイズによっては独自の仕入れルートを提供しているので、個人経営のたい焼き店よりも原材料費を安くすることも可能です。
名前の知られているフランチャイズチェーンの傘下にはいれば、集客効果も見込めます。

しかし、フランチャイズによっては、ロイヤリティを毎月払うなど必要があります。

6-2. たい焼き屋の個人経営

美味しいたい焼きの作り方はネットで勉強できる、たい焼き調理に必要な機材を自分で揃えて練習する、こだわりのたい焼きを提供したいといった方には、個人経営がおすすめです。
全てのお客様に同じ商品を提供するために、生地を均一に練ること、あんこを均一に盛り付けること、生地を均一に焼くことなど職人的技術が求められます。個人経営でもこのテクニックの部分を磨いておくこは成功するための秘訣になります。

7. たい焼き屋を開業するために必要な資格や許可

たい焼き屋を開業するには、保健所への食品営業許可申請の提出が必要です。
さらに、食品衛生責任者の資格が必要です。

資格・申請
届け出場所
備考
食品営業許可申請
保健所
開業10日〜2週間前までに保健所に届出
場合によっては、保健所の現場検証あり
食品衛生責任者
講習受講後、管轄の自治体に届出
要請講習は都道府県などの自治体や保健所等が主催しており、ほぼ毎月開催されている

8. たい焼き屋に必要な開業資金と成功のコツまとめ

少ない坪数でも開業でき、人件費もかからないということで開業しやすいたい焼き屋です。開業資金も200万円程度です。
出店に際しては、人通りの多い場所と、その速度に注意して場所を選ぶのもポイントでした。
開業しやすいので、ライバルも多いという問題がありますが、こだわりのたい焼きを提供したり,クーポン券を利用して再来店を促すなどして、安定した経営を目指せます。
たい焼き屋のオーナーとして、美味しい笑顔をお客様に提供するのはいかがでしょうか。

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