TCCはポンジスキームとねずみ講?評判や、怪しい点について考察

国際送金の高速化や手数料の軽減に加えて、あらゆる取引の自動販売機化
(取引した時点であらゆる情報が残るので、印鑑などが不要になって自動販売機のような手軽さになる)
などは私たちの生活を大変便利にするでしょう。

しかし、こういった情報はまだまだ一般には広まっておらず、買えば儲かる時代があったという程度の認識しかされていないと思われます。

このため、仮想通貨を利用した詐欺が最近流行っています。
代表的なのはico詐欺で、大半のものは成功しないと言われています。

今回紹介するTCC(トレードコインクラブ)もその一部なのではないかと言われており、評判や、怪しい点などについて考察します。

人工知能を搭載!TCCの概要

TCCは、トレードコインクラブの略であり、投資系の案件です。
これに参加することで、投資した額に応じて配当が貰える他、紹介料の制度があり、他の人をアフィリエイト(ブログなどにTCCの参加ページを設置して広告する)によって誘い込むことで更にボーナスを得ることができるのが魅力です。

運用には、人工知能を用いるのでハイテクと言えます。

TCCは
Apprentice(見習い)
Trader(トレーダー)
SeniorTrader(上級トレーダー)

のグレードがあります。
見習いが最もリスクが低い代わりにリターンも少ないです。

また、TCCは仮想通貨を扱います。
自国の通貨は使えません。
少し不便ですが、海外の方も参加しているので、運営の方としてはお金の管理がしやすくなります。

TCCの評判は比較的悪い


仮想通貨で儲けることができると話題のTCCですが、その評判はあまり良くありません。
というのも、TCCのように他人を誘って一緒に儲けようと誘う案件はあまり合理的ではないためです。

仲間が多くなればなるほどその市場は飽和状態になる恐れが高まります。
このため、発案者が1人でコッソリとお金を稼いでいれば良いものを、他人に紹介しようというのですから、怪しむのも当然です。

インターネット上の評判を見ると、たまに好意的なものもありますが、大半のものは、否定的な意見を述べた後で「詐欺の恐れがあるので参加は自己責任でお願いします」といった文面で締めるサイトが目立ちます。

評判の中で「ここが怪しい」思われるものを紹介します。

AI投資には再現性があるのか?

TCCは人工知能を用いた投資をします。
いわゆるAIを使うということですね。
AIは確かに素晴らしいですし、次世代はAIにほとんどの仕事を取られてしまうのではないかと1部で噂される程です。

中には、「AI時代は来ない」と言う方もいますし、少なくない評判ですが、生活が便利になるにつれて不要になる仕事もある(例えば、Amazonの登場で売り上げが少なくなった本屋など)ので、いざ来たときのために生き残れる術を心得ておく必要はあるかもしれませんね。

これなら来ても来なくても大丈夫です。

そんな素晴らしい効果のあるAIですが、これは、過去のデータを分析して最適な答えを出すというのが本質です。

このため、予想外の動きには強くないと思われますし、仮想通貨ブームが去った近年では不規則な動きをすることも少なくありません。

また、金融商品のレートは人間の心理が動かしているというのが定説ですので、これを信じるのなら理論で決まった動きをするわけではありません。
AIでも読み切れない場面が多いので、TCCのAI投資は再現性に不安があるのです。

時期が良ければ誰でも儲けられますし、AIも同様でしょう。
もし、TCCが機能しているとしても現在はたまたま上手く回っているだけかもしれません。

そして、この不安定なシステムを使うのに手数料が必要なので、悪い評判になるのも頷けます。

TCCは少額の投資では儲けられないシステムである

TCCの評判の中には、少額では儲けられないシステムなのではないかというものがあります。
先に挙げたようにTCCには3つのグレードがありますが、その内最もリスクが低いApprentice(見習い)は、もし宣伝通り機能したとしても稼げないというのです。

というのも、TCCでは取引システムの使用料や引き出し手数料が取られるため、利回りだけに注目すると手痛い損失となります。

詳しい計算などはこちらをご覧下さい。

最初に投資した額よりも少ないリターンしかないことがわかります。
このため、実質的にグレードは2つしかないと言えるでしょう。

TCCで儲けるためには、それなりに多くのお金を送らなければならないのです。
しっかりとリスク管理ができなければなりません。

そして、TCCは成功したとしても投資額よりも少なくなるかもしれないサービスを行っていると考えましょう。

TCCは詐欺の恐れがある

さて、これまではTCCの評判にある意見を中心に、あまり良い案件ではなく、質の悪いソーシャルレンディング(自分の代わりに企業に資金運用をしてもらうこと)でしかないと述べましたが、それどころかTCCは詐欺なのではないかという疑いが持たれています。

詳細については以降に譲ります。

ユニセフと同じビルで活動を行っているが?

TCCは募金活動で有名なユニセフと同じビルで活動していると言います。
ユニセフを信頼できるか否かといった評判はさておき、一般的にユニセフは世界中で活躍していて事業規模が大変大きいです。

そんなユニセフと同じビルで活動しているということは、TCCも同様の領域に達していると見ることができるので、かなりの信頼感があるように思えます。

しかし、TCCはユニセフと同じビルで活動していないのではないかという疑惑が挙がっています。

こちらのサイトによると、TCCのホームページが設立されてから少しした後にはもうユニセフと同じビルの部屋が空室になっていたというのです。

つまり、ユニセフと同じビルは借りてないorいたのはほんの一時的な期間でしかないということです。

もし、TCCが本当に稼げる案件だったとすると発案者や中心人物はかなりの稼ぎになっているはずです。

このため、ユニセフと同等のセキュリティのビルを利用するべきでしょう。
特に場所を変更する必要はありません。

このため、TCCは全く稼げる案件ではなく、コストが厳しいからビルを手放したのだと考えるのが妥当です。

事業証明書は買い取ったものである

TCCは事業証明書を買い取ったのではないかと評判になっています。
これは、ペーパーカンパニー(登記はされているが特に活動していない会社)から買ったものである疑いが非常に強いです。

こちらのサイトの最も古いものから買ったという情報が上がっています。

海外のサイトなので少しわかりにくいかもしれません。

これは、大規模で正当な事業を行っているという信頼感を得るために行ったことでしょう。

TCCはポンジスキームを行っている?


TCCはポンジスキームという種類の詐欺を行っているのではないかと言われています。
ポンジスキームとは、「お金を預けてもらえれば資金運用して更に増やすことで原資以上にして返します」といった内容で相手を騙して出資金を騙しとる詐欺手法です。

あたかも自分のためを思っているかのような提案なので、騙されることが多く、残念ながら昔から現在まで有効です。
確かに、何の理由もなくお金を貸して欲しいと言われるよりも遥かに信頼できる言い分ではあります。

詐欺ではないかと思った時に大切な視点は、何故相手は自分に美味しい話を持ちかけるのだろうか?と考えることですが、ポンジスキームの場合は相手にもメリットがあるので思わず納得してしまえるのが厄介なところです。

先に挙げたようにTCCは、出資金を抑えたApprentice(見習い)のグレードでは詐欺であってもそうでなくてもお金を稼ぐことが非常に困難です。
このため、高額な出資金が求められます。

もし、ポンジスキームだった場合はかなりのお金が奪われてしまうでしょう。

TCCは実態のないねずみ講の恐れもある

もしかしたらTCCは資金運用をしておらず、ねずみ講なのではないかと一部で評判です。
TCCには新規会員を誘うことに成功した時の紹介料があります。

しかも、ブログやSNSに張るなどかなり手軽に誘うことができます。
儲ける案件の場合本来は、数が少ない方が良いのは明白です。

特に何のビジネスもしておらず、ポンジスキームとねずみ講の2つのビジネスで詐欺を行っているのではないかと考えることができるのです。

何故日本人はTCCに手を出してしまうのか?

TCCに手を出してしまう人の国籍は日本人が圧倒的に多く、全体の3割以上で単独のトップです。

これだけ詐欺であると評判が立っているので、TCCは詐欺である前提で考えると、かなりの日本人は詐欺被害にあいやすいと考えることができてしまうのです。

これは、日本人が情報や評判に踊らされやすいということを示しています。
軽率に案件に参加するのでなく、深く考えて行動することが重要です。

日本人が情報や評判に踊らされやすい根拠は発見できませんでしたが、そうとしか思えない話があります。

皆さんはモンドセレクションをご存知ですか?簡単に説明すると商品に金賞~銅賞までの賞が付けられ、それを競い合うイベントです。

しかし、その審査基準は厳正とは言い難く、賞に価値があるとは思えません。
受賞した「茶のしずく石鹸」は集団訴訟を起こされるほどの問題商品です。

そして、モンドセレクションに参加する大部分は日本企業です。
もし、日本人が賞ではなく食品の美味しさや安全性などの商品の本質を考えて購入する民族だったら日本人は参加していないでしょう。

残念ながら我々は本質ではなく、賞を受賞したという経歴・ブランドで判断しているということになります。
素晴らしいものでなくても評判さえ良ければそちらに流れてしまうのです。

TCCの場合は、2017年後半のビットコインのブームがあったときにメディアがかなり煽っていました。
嫌でも評判を聞く機会があったので乗せられてしまったのでしょう。

大人気お笑い芸人の出川哲郎氏がコインチェックのイメージキャラクターを務めていました。
同じくお笑い芸人の藤崎マーケットのトキ氏は、たむらけんじ氏に勧められて大量の仮想通貨を買ったことが報告されています。

集団訴訟でもお金を取り戻せないかもしれない


個人での提訴に比べて集団訴訟は非常に有効です。
しかし、TCCが詐欺だった場合はお金を取り戻すのが困難かもしれません。

訴訟は、基本的に、裁判する国の言語で話さなければなりません。
相当英語に自信がない限り通訳を雇うことになるでしょう。
そして、国際裁判管轄の解釈次第では外国で裁判を行わなくてはならない恐れがあります。

ただでさえ訴訟は難易度が高いので、非常に大変です。
このため、TCCに集団訴訟は有効かもしれませんが、楽観視はできないでしょう。

集団訴訟を提訴する意味はある

TCCに対して集団訴訟を提訴する意味はあります。
詐欺を行った証拠があれば勝訴できる見込みがあるのはもちろんですが、集団訴訟をするということは多くの参加者が不利益を被ったことを示しています。
このため、TCCは多くの人を傷付けたという目で見られますし、参加者には味方が付きやすいです。

これを嫌ってTCCが和解を提案することは考えられます。

まとめ

今回は、TCCの評判や、詐欺の恐れについて考察しました。
仮想通貨は本当に可能性の塊ですので、今後も発展するかもしれませんが、現状では少し危険度が高いです。

TCCのように不当にお金を稼ぐ手段として用いられることもあるので、十分に注意しましょう。

もし、被害にあった場合は集団訴訟を検討してみて下さい。

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