「ユダヤ式不労所得プロジェクト」はAI物販を謳った詐欺案件の可能性大!

情報商材やネットビジネスによって私たちからお金を騙そうとしてくる業者の多くは、私たちが知らないような情報を提示して、あたかも本当の話のように信じ込ませるという手口を用いてきます。
「AI」「不労所得」「仮想通貨」など、1つ1つの言葉の意味はなんとなく分かるけど、それを組み合わせて説明されるとなんだかよく分からなくなってきます。

そうやって判断能力を曖昧にしたところで、私たちを騙そうとするのです。
なので、そういった勧誘に出会った時も、1つ1つの内容を精査して、問題点を見つけていく必要があります。

今回は「ユダヤ式不労所得プロジェクト」を取り上げていきます。
「不労所得」が得られると謳う業者の真意を明らかにしていきましょう。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」の内容とは?


プロジェクトの名前からしてかなり大胆に打ち出されている「ユダヤ式不労所得プロジェクト」。

まずは、レターページの内容から、どのようなビジネスであるかをひも解いていきましょう。

最初に目に飛び込んでくるのは、

「世界中の富裕層の20%を占める天才民族!「ユダヤ人」が開発した世界初のAI物販スキーム」

という文言が飛び込んできます。

「物販」という言葉が登場したので、まず明らかなのは、「ユダヤ式不労所得プロジェクト」が「転売」「せどり」系のビジネスであるということです。

そして、気になるのは「AI」の文字。

確かに、最近では、テクノロジーの発達によって、あらゆる分野でAIの活躍が目立っています。

そんなAIの力を駆使して物販を行うことで「不労所得」が得られるというのは、今の時代を考えるとそこまで非現実的なことを言っているとは判断できません。

さらに、記載されているのは

「最低毎月100万円以上の「不労所得」が実現しました!」
という文章。

物販は、副業としては割とスタンダードな手法でもあります。

ノウハウさえ理解すれば、誰でも始めることができるビジネスといえます。

しかし、毎月100万円以上の収入が、労働をしなくても入ってくるというのは驚きです。

物販の場合、商品のリサーチから、仕入れ、梱包、送付まで行って初めて利益が得られるビジネスとなっています。

そんな中で、「不労所得」という言葉を使っているのは、何か秘密があるのかもしれません。

さらに、プロジェクトの名前にも使われている「ユダヤ人」というワードにも注目してみましょう。

ユダヤ人という民族は、他の民族と比べて知能が高いと言われており、世界的な富裕層の中にも、ユダヤ人が数多くいます。

代表例では、フェイスブックの創業者である「マーク・ザッカーバーグ」やグーグルの創業者「ラリー・ペイジ」「セルゲイ・ブリン」、偉人では天才物理学者の「アルベルト・アインシュタイン」もユダヤ人であると、レターページでは紹介されています。

ただ、使われている写真は使用許可が取られているのかは怪しいところです。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」の提示するAI物販スキームは、そんな天才を数多く輩出しているユダヤ人が開発したAIであるとアピールされています。

何となく説得力を感じてしまう内容となっていますが、重要なのは、そのAI物販スキームで本当に不労所得を得られるかどうかですよね。

いくら偉い人が開発したからといって、それが100%正しいとは限りません。

そもそもユダヤ人が開発した証拠は一切提示されていません。

「不労所得」「AI」「ユダヤ人」など、なんとなく惹かれてしまうような言葉が数多く使われており、興味を持ってしまう気持ちも理解できますが、ここまでの内容で何ら根拠となる説明が一切なされていないことに気がつかないといけません。

AIを利用した新しい物販ビジネスの全貌は?

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」の肝となっているのは、「AI物販スキーム」です。

さらに、物販というビジネスを行っているにもかかわらず「不労所得」が得られるという説明をしています。

物販では、利益を得るまでに様々な作業を行う必要があります。

時間も体力も必要なビジネスであるにも関わらず、不労所得が得られるとはどのような仕組みになっているのでしょうか。

レターページを下に進んでいくと、その内容の説明を見ることができます。

繰り返しになりますが、物販においてネックとなるのが「リサーチ」「出品」「梱包」「発送」といった作業です。

物販は誰でもできる簡単なビジネスである一方で、これらの作業があるために、まとまった時間を確保できなければ利益を得ることは難しくなります。

しかし、「ユダヤ式不労所得プロジェクト」の「AI物販スキーム」を利用することで、これらの作業を一切行うことなく、お金を稼ぐことができるそうです。

また、この稼ぎ方のメリットとして「資金ゼロでできる」「リスクがない」「作業の手間がない」などが挙げられています。

物販では、商品の仕入れを行うため、「資金ゼロ」というのはあり得ない話でもあります。

しかし、「無在庫転売」なら話は別です。

無在庫転売は、商品の仕入れを行わず出品し、売れたら仕入れ元から発送するというやり方です。

AIによって、商品をリサーチし、自動的に出品、売れたら仕入れ元から梱包、発送をしてもらう。

これなら作業を一切行うことなく物販ビジネスを成立させることができます。

ビジネスの有効性を判断する上で中心となる核心に迫ってみましたが、ここまでの説明を見てしまうと、まともなビジネスに見えてしまうかもしれません。

なぜなら、ここまでの内容は「ユダヤ式不労所得プロジェクト」をそこまで批判的に解釈したものとはいえないからです。

何となく論理的な説得力を持たせるような書き方をしてしましたが、それは批判できる部分を無視していたからにすぎません。

ここまでの内容を見て、「これっておかしくない?」と感じ取れたのであれば、まだ悪質な業者に引っかかる可能性は少ないでしょう。

しかし、「もしかしたらすごいビジネスかも?」と思ってしまった人は注意が必要です。

こういった勧誘に対する警戒心が少なすぎです。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」に限らず、「簡単に儲かる」などという甘い言葉を使って勧誘を行っている業者は多数存在します。

そういった悪質な手口に引っかかってしまわないように、常に批判的な目線で疑いを持ちながら内容を読んでいくことが重要です。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」は本当に儲かるのか?


ここからは「ユダヤ式不労所得プロジェクト」を批判的な目線で見ていきます。

「毎月100万円以上の不労所得」が得られると謳ってはいますが、粗を探せばきりがありません。

おそらくこのプロジェクトに参加をしても、思うように稼ぐことは難しいと考えられます。

ここでは、その理由について1つずつ解説していきます。

競合問題

物販ビジネスにおける問題の1つが「競合」に関することです。

ネット通販では、ありとあらゆる商品が売られているため、大勢の人が物販に参入しても、市場が飽和することはイメージしづらいかもしれません。

しかし、誰もが同じノウハウで物販を実践しているのであれば話は別です。

売られている商品はたくさんありますが、売れる商品となると話は別です。

利益を確保するためには、利益率が高く、人気の商品を数多く売ることが必要です。

同じようなビジネスをたくさんの人が始めれば、稼げる可能性はどんどん低くなってきます。

そのため、「ユダヤ式不労所得プロジェクト」が提示する「AI物販スキーム」によって夢のような不労所得を継続的に生み出すことは難しいのではないでしょうか。

無在庫転売問題

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」では、資金ゼロから始めることができると説明しています。

物販には仕入れをするための費用が必要となりますが、それすら必要ではないと解釈するなら、「無在庫転売」を行うことが容易に想像できます。

「無在庫転売」は、確かに効率的な手法かもしれません。

物販における在庫リスクもなくすことができますし、梱包や発送という作業も自分で行わなくて済みます。

しかし、amazonでは基本的に無在庫による出品は規約違反となります。

細々とやっていくことはできるかもしれませんが、いつアカウントがロックされるかわかりません。

そうなってしまっては、物販によって稼ぐことができなくなってしましますよね。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」では、「ebay」の商品を「amazon」で転売するという流れが提示されていたので、そのリスクについては必ず触れなければなりません。

そのため、無在庫転売を継続的に行い、利益を得ていくのは難しいと判断できます。

返品・キャンセル問題

資金ゼロ、リスクゼロと説明している「ユダヤ式不労所得プロジェクト」。

無在庫転売発覚によるアカウント停止については確かにリスクではありますが、資金的なマイナスは生じません。

なので、儲かることはあっても損をすることはないと思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。

例えば、無在庫転売では、商品の売却が確定して、仕入れ元から商品を購入し、発送します。

しかし、販売した商品が返品された場合、商品は販売者の元へ戻ってくることになり、商品の仕入れ費用を負担することになってしまします。

そうなってしまっては、商品の仕入れ費用分の赤字が生まれるということになります。

そういったリスクもある中で、全く説明がなされていないのは、不誠実でもありますよね。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」では、このような問題点があると指摘することができます。

不労所得という甘い話に乗ってしまったとしても、思うように稼げないという現実が待ち構えていることが多いに想像できます。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」に参加すると高額なバックエンドが・・・


こういった勧誘とセットとなっているのが、高額なバックエンド商品です。

業者側としては、ビジネスの参加者を集めることが目的ではなく、参加者に高額な商材や塾・セミナーに参加することが本当の目的となっています。

調査を進めていくと、「ユダヤ式不労所得プロジェクト」にも高額なバックエンドが存在していることが判明しました。

ビジネスに参加して儲からないだけならダメージは少ないですが、そこからさらにお金を取られてしまうのは致命的です。

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」では、プロジェクトの入会費として49800円、月会費として9800円が設定されています。

さらに、「ユダヤプレミアムクラブ」という1上のプランでは、入会に497000円かかります。

また、さらに「ユダヤロイヤルマイスター」では入会費997000円となっています。

不労所得が毎月100万円入ってくると謳ってはいますが、これはさすがにやりすぎではないでしょうか。

もしかしたら不労所得で儲かるのは、業者側だけかもしれません。

「不労所得」という言葉に騙されてはいけない!

「不労所得」という言葉は非常に魅力的です。

普段会社で働いている人ほど、この言葉への憧れが強いのではないでしょうか。

しかし、このような甘い言葉を使って、私たちを騙そうとする業者は多数存在します。

このプロジェクトの場合は、数十万円というお金を騙し取ろうとしています。

この他にも「自動売買ツール」や「利権」など、都合の良い言葉はたくさんあります。

さらに、そこに説得力を持たせるために「AI」や「ユダヤ人」などという言葉を使ってきます。

この手口は世の中にあふれていますので、注意が必要です。

もし、このような業者にお金を騙し取られてしまった場合には、消費生活センターや警察といった適切な機関への相談を忘れずに行ってください。

さらに、失ったお金を取り戻すための「集団訴訟」を視野に入れた対応を頭に入れておくべきです。

まとめ

「ユダヤ式不労所得プロジェクト」では、根拠に欠けるビジネスプランを提示して、私たちからお金をだまし取ろうとしてきます。
批判的な目線で疑いを持ちながらビジネスの内容を見ていけば、矛盾点や非現実的な部分というのが、必ず明らかになるので、安易に甘い話に乗らないようにしましょう。

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